Apollo96

地球の月から文化共有。音楽、映画、文学、旅、幅広い分野を紹介します。時々創作活動も。

地球の月から文化共有。音楽、映画、文学、旅、幅広い分野を紹介します。時々創作活動も。

俺を連れてってくれ、羊文学、【POWERS】

宗教と文化に違うところは何もないと俺は思う、嘘だから、でも、どちらも素敵だ。胸を動かすのはいつも誰かが作った嘘だ。信じるとか信じないじゃない、自然とうなずいた時に、いやそうなんだよ、うん、本当にそうなんだよ、と言って立ち上がってしまうもの…

コミックソングがJ-POP発展の鍵を握っている説

今田はナウロマンティック!(本人は黒歴史とするところですが妙に似合っててめちゃくちゃ好きです) 近頃、芸人のみやぞんが八代亜紀とのコラボでリリースした楽曲である「だいじょうぶ」が非常に往年のポンキッキーズ曲のようで、なんだかほっこりしていた…

QueenB面・未発表曲を語ろう〜セッションシリーズから製作過程が垣間見えるぞ・後期編

こんばんはべしちゃんです。べすです。 QueenB面・未発表曲を語ろう連載、第3回・最終回です。今回は「A Kind Of Magic」から「Innuendo」まで、いわゆる後期と呼ばれる期間におけるレア曲集です。 初期〜「Jazz」まではこちらにて。 moon-milk-overtrip.ha…

QueenB面・未発表曲を語ろう〜 隠れ名作も隠れ駄作も揃い踏み・中期編

こんばんはべしちゃんです。べすって名前の方が売れてきたのかしら。ややこしくて申し訳ないです。 QueenB面・未発表曲を語ろう連載、第二回です。今回は「The Game」から「The Works」まで、いわゆる中期と呼ばれる期間におけるレア曲集です。 〜「Jazz」期…

QueenB面・未発表曲を語ろう〜「Smile」から「Queen」への引き継ぎ時代・初期編

こんばんは、べしちゃん…又の名をべすです。 先日の記事【「界隈」にぶっちゃけ息苦しさを感じてるクイーンのオタクたちへ】に、かなり反響いただきまして…。 こんな駄文を必要とする人は少ないほうがいいに決まってます。現状ご自分自身でムーヴメントも音…

「界隈」にぶっちゃけ息苦しさを感じてるクイーンのオタクたちへ

こんばんはべしちゃんです。私のTwitterから来てくれた人、”べす”です。 まず自己紹介なんですが、2011年リマスター再販のちょっと前くらい、中学生の頃にクイーンにハマりファン歴はざっくり10年くらいですかね。それまでは普通に漫画やアニメでオタクをし…

シン・口の悪い若者2人がQueenを好き放題語ってみた〜第4章・最終回

ディスクユニオンによくいる地味なおっさんではありません、「イニュエンドウ」にてスパニッシュギターの客演をしたスティーヴ・ハウ先生です。by apollo beshy いよいよ最終回。当事者たちはとっても楽しかったこの企画、今回は死と花向けと残された音楽に…

東西スポーツ観戦女子、大いに舌戦す

「開幕」。それは春の訪れ、はたまた戦いの始まり、めくるめく訪れる明日、もとい週末*というものへの希望…apollo96には春を待ち望んだ女が2人いる。 青コーナー:もちこ 東のフットボール女子。 地元横浜のフットボールチーム、横浜F・マリノスを愛して4年目…

口の悪い若者2人がQueenを好き放題語ってみた〜第3章・Q

QueenはこんなにオラつかないよなbyApolloBeshy なんだかテレビでQueenの名を聞かぬ日はないほどの旋風が巻き起こっている昨今ですが、申し訳ございません通常営業で参ります。 口の悪い若者2人がQueenを好き放題語ってみた〜第3章・Q、行ってみよー! 第一…

アジアのヒップホップシーンがアツいぞ

最近米ビルボードチャートでアジアのアーティストとして初めて首位を獲得したBTSを筆頭にアジア産の音楽が世界を騒がせているのはもうご存知だろう。 というわけで今回は掘れば掘るほど面白いアジアのヒップホップシーンについて紹介させてもらおうと思う。 …

バンドが老いるということ〜Yesの来日を見て

本当は書くつもりはなかったーライブ後、演奏の出来に「終わった出来事」として無慈悲にも脳の片隅に追いやられたYesのライブだったが、その後新旧問わず彼らのライブ音源を聞くにつれて、沸々と湧き上がる疑念ー今のYesはただプレイヤースキルの「老い」に…

「カメラを止めるな!」のテレビ放送がすこぶる不評だった訳

「カメラを止めるな!」が地上波で放映された。 前書き そもそも見る層が... 40分耐えたが... 「カメラを止めるな!」は「劇場型劇場」映画だ! つまりは... 前書き 2016年の「この世界の片隅に」や「シン・ゴジラ」、そして歴史的ヒットを叩き出した「君の…

ブラックアイドピーズって最近何してんの?

どうも浪速のファーギーことべしちゃんです。 ていうかさ、ブラックアイドピーズって最近何してんの? って思ったことないですか? Black Eyed Peas...略してBEP…何してんのよ…まさにそう思ってなんとなく聴き返してたらちょっと自分の中で再燃してしまい、…

サイケに日本を圧巻されたい。

King Gizzard & The Lizard Wizard 幾何学模様 Kikagaku Moyo TOY Fever The Ghost Moon Duo Wand Vinyl Williams Earthless BROTHER SUN SISTER MOON 昨年の年間ベストアルバムの並びに黄色い変な鳥のジャケットの作品を目にした方も少なくはないのではない…

口の悪い若者2人がQueenを好き放題語ってみた〜第2章・破

Queenbyapollobeshy 厚かましいオタクのバックチャットは止まることを知らない。ちゃんとしたファンサイトの運営主や古株のファンはお怒りになるかもしれない。正直ちょっとは好きな衣装の話とかしたい。カラオケでStaying Powerを歌いたい。だがしかしそう…

バレンタインなのでチョコ味タバコを比較してみる

もうすぐバレンタインですね。私事にて恐縮ですが当日はワタクシことべしちゃんの誕生日です。本年もワタクシ、その次にアポロの優秀なライター陣をよろしくどうぞ。 本命・義理チョコ・友チョコ・義務チョコ...今やチョコの形も様々です。 何だか私は当日が…

口の悪い若者2人がQueenを好き放題語ってみた〜第1章・序

「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットに便乗してQueenの記事を書こうとしたミヨシは、大真面目に書けば書くほど文章がだだ滑りし、バンドの本質を捉えられるどころかどんどんと核心から離れていく感覚を拭えず、書いては消しの繰り返しを経た後に1つの結論に…

20代女性、ストリップ劇場でエモを知る

あけまして久しいですが如何お過ごしですか?べしちゃんです。 なかなかどうしようもない2018年でした。今年はいい一年にしたいですね。皆さま共に頑張りましょう。 そんなわけでどうしようもなかった2018年の締めくくり、本当にどうしようもなかった1年の最…

「ソナチネ」の凄み

「北野武」と言われてあなたは何を思い浮かべるだろうか? 活動歴の長い人物であるため、人によってイメージはまちまちだろうが、概ねビートたけしとしての破天荒な人物像を想定するところではないだろうか? 自分もその一人で、ふとした気まぐれで彼の監督…

2018年のよく響いた音楽、まとめ by merah(鈴木レイヤ)

前の記事 この記事では今年のよかった新譜、曲をざっくりジャンル?、聴く層ごとにコメントなどつけつつ紹介していきます。 シューゲイズ好き必聴アルバム エレクトロニカ おサイケデリア フォーク、ポップス、シンガーソングライター系(なんていうかわから…

2018年、過小評価されていた、見逃されていた名盤ベスト16

絶対に聴いてもらいたい音楽を厳選して選びました。 去年も同じような記事を作ったが、その反響が予想以上だったのもあり、今年はそれなりに気合いを入れて書いた。(長い) まず初めに、紹介する順に曲が並んでいるプレイリストのリンクを貼っておきます。 …

King Crimson来日レポ12/09/2018&12/10/2018@グランキューブ大阪

moon-milk-overtrip.hatenablog.com 人がロックやポップスなどのポピュラー音楽のライブやコンサートを見に行く理由とは何だろうか。 おそらく一番多い理由は「写真や映像の中の人間が目の前で見れるから」「生で演奏が聞けるから」という「本物」志向に基づ…

King Crimson来日レポ12/09/2018@グランキューブ大阪【ロイヤルパッケージ編】

moon-milk-overtrip.hatenablog.com ※雑な記憶と貧相な英語リスニング能力と個人的解釈のフィルターがかかっています 10分前に着くと既に40人ほどの列。サイン入りの限定セットが各日45個販売とのお達しだったので若干冷やっとしながらも、メールの印刷(最…

The 1975 の『A Brief Inquiry into Online Relationships』を徹底調査

今からThe 1975 の「A Brief Inquiry into Online Relationships(ネット上の人間関係についての簡単な調査)」を再生する。一曲ごとに、聴きながら感想を書いていく。初めて聴いた瞬間の感想は二度目聴いた時にもあるとは限らないし、初めて聴いた時の感想…

結局、本人たちですらThe Strokes を越えられない件

ストロークスのサイドプロジェクトを聴くにあたって 新譜レビュー、Albert Hammond Jr. 『Francis Trouble』 新譜レビュー、The Voidz『Virture』 メインはストロークス、忘れない 今世紀で一番のロックバンドは誰だ?って話になったら、君は誰と答えるだろ…

muse, truth, matrix.

Welcome to the real world. What is real? How do you define 'real'? 映画「マトリックス」のセリフである。 今まで当たり前のように生きてきた世界が、機械によって見せられていた仮想の世界でしかなかったことを目の当たりにしたネオにモーフィアスが放…

joji、新譜「BALLADS 1」とboiler roomでのライブに思う事

最近、jojiの新譜「BALLADS 1」のヘビロテが止まらない。 Jojiは、NY在住のオーストラリア系日本人で、88risingっていう音楽レーベル・プラットフォームに所属してるSSW。この88risingというのはNYを活動拠点としていて、jojiの他、Keith ApeHigher Brothers…

スーパーグラスは砕けない

スーパーグラスについて、語るべき時が来た。 どう言うバンドなのかを説明するところから始めるべきかもしれない。 雑にいえば、ブリットポップムーブメントから躍り出てきた、かなり良いが忘れられがちな、既に解散しているバンドだ。記事のタイトルに砕け…

★を継ぐもの

David Bowieの遺作「★」に参加したDonny McCaslinが「Beyond Now」に引き続いて「★」の録音時のバンド編成で制作した新譜「Blow.」が世に出た。 Bowieのファンならずともインディーロックのリスナーにも聞かれるべき名盤である。 当方はBowieによって彼の名…

『映画 聲の形』で小学校教育を考える

映画『聲の形』9月17日全国ロードショー決定!原作:大今良時(講談社コミックス刊)監督:山田尚子脚本:吉田玲子キャラクターデザイン:西屋太志アニメーション制作:京都アニメーション製作:映画聲の形製作委員会配給:松竹 pic.twitter.com/rXpyVrYgf2 —…