Apollo96

地球の月から文化共有。音楽、映画、文学、旅、幅広い分野を紹介します。時々創作活動も。

地球の月から文化共有。音楽、映画、文学、旅、幅広い分野を紹介します。時々創作活動も。

2018年のよく響いた音楽、まとめ by merah(鈴木レイヤ)

前の記事

f:id:Apollo96:20181230153426p:plain

この記事では今年のよかった新譜、曲をざっくりジャンル?、聴く層ごとにコメントなどつけつつ紹介していきます。

曲ごとにごんごん羅列してゆきます、ジャンルは僕がはっきり自信をもって話せるものと、ジャンルどうすればよいかわからないがとにかく勧めたいもの、とかなりジャンルのわけ具合に問題があるかもしれませんが、ホントにジャンル分類のあれこれに疎く、今回は堪忍な~

 

open.spotify.com

 

シューゲイズ好き必聴アルバム

文句なしに今年一番凄かった。

 

レジスタンス、感情の叫びである。破壊的と一言に済ませるのは何か足りない気がしてしまう。超常現象のようなノイズです(ダサ)

 

ポストパンク要素あり、お気に入りなので多少ひいき目かもですが、シューゲイズにしては相当シュッとしててカッコいいですね。主観ありきで話すなら一番お気に入り。シューゲイズ好き以外には、対して価値がない気もして、ランキングから蹴り出してしまいました。ごめんなさい。本当に好きなんですけど。

 

異端、相当カッコいい。デフヘブン、DIIVからお墨付き。

 

凡庸と紙一重な、一番難しいところで天才として成立しているからすごい。

 

スリーベースヒット。メガ・ロマンチック・ブラックゲイズ。

 

21世紀シューゲイズの黒幕、現代のジョイディヴィジョン、現代のソニックユース兼任。APTBSの一番いいアルバムはまた軽々と塗り替えられました。

 

かなり良い曲揃い、一聴の価値あり、アルバム通しては聴くと飽きます、そういうバンドではないので仕方がない気がします。何度も再生してしまう。

 

ロシア、シューゲイズ、相変わらず素晴らしい。Pinkshinyultrablastを知っているシューゲイズ好きにとって真新しいものはないかもしれないが、Pinkshinyultrablast大好き人間には美味しすぎるアルバムですし、着実に進化してるのがありありとわかる。来日公演もよかった~

 

日本のシューゲイザー、かなりしっかりと本当にシューゲイザー。

 

急激に成長し続けている。ポストパンク、ガレージロック、多少ゴスい。またソニックマニアで観られる日も、遠くないのではないか。 

 

エレクトロニカ

ジャズなど、民族音楽など、ルークアボット主催のプロジェクト。

 

2018年宇宙の旅。

 

イキイキとおどってしまう。

 

言わずもがな

 

来日公演いきたかった。安定の良。

 

ちょけてるのとまっすぐかっこいいの半々。

 

これ誰すか?めっちゃええやん。ビビる。調べます。凄い、びっくり良い。

Huerco S. って人の変名らしい。NYのプロデューサーだそうです。良い。

 

おサイケデリア

 

天才。7という数字を再定義した一曲。

 

多分ふざけてる。

 

尖ってる、カッコいい。これからロックが進んで行く道というのはいくつかあるが、僕がついていく方角は彼らの眼差しの照らす方角でもある。

 

ドサイケ、ストーンナー。ブリブリのサイケが好きかもと言う方は踏み込んでみると面白い世界があるかもしれない。

 

ライド的ネオサイケデリア。

 

ドイツのバンド。カッコいい。ちょっとプログレ、ポストロック感もあり。このアルバムを機に来年以降追っかけて行こうと思う。

 

日本のクラウト新鋭、南ドイツ、カッコええ。サイケシーンを盛り立てていくであらうバンド。

 

フォーク、ポップス、シンガーソングライター系(なんていうかわからん)

ただただ曲の良さで気に入るもの、歌詞が良いものなどごちゃっと羅列。マジでジャンル分けが難しく分からずあきらめたものたちです。

 

みんなが聴いてほしい、そしてみんなで幸せになろう。

 

勇気がめっちゃすごい。どこへともなく踏み出してしまう。元スーパーグラスのギャズクームス、スーパーグラス時代より今の方が作曲者として素晴らしいのではないか。

 

ステルス名盤でした。ナードな見た目なのにアーティストからもメディアからも気に入られ、幅広くファンを持つジャズグループってだけじゃなく、キーボーディストはインディロック的才能にも恵まれておりますのは流石に怖いもの何もないのでは。

 

まだそこまで聴き込めておりませぬが、これはかなり好き。これはちょうど一か月前に、フォーテットの公開しているプレイリストから見つけてきたのですが。あのプレイリストには、どうやら良いと思ったものをとりあえず突っ込み続けているようです。かなり選曲の趣味が合います。

僕には、フォーテットのプレイリストが新譜漁りに最も効率的な場所かもしれません。ちなみにこれです↓

🎄🌏🎄🦑🎄⏣🎄☉⦁🎄 ☉⦁🎄 ⏣🎄 ͞ ͞🎄 ⃝ ͘🎄 ͞ ͡⃝ 🎄 ཀ༼ༀ༽🎄ཫ་῍̩̖̬ ̎ ̎✧🐝🎄💽🐝💽🐝 OO🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄 on Spotify

 

ジャケも可愛いよね。

 

元マイクロフォンズ、フィルエルヴラムのソロプロジェクト、Mount Eerieのアルバム、相変わらず音楽の水準は高い。

また、この作品のコンセプトには、彼の奥さんの死の事実がある。しかも、その感情は、つらいつらいと泣いているようなものではなく、幸せな過去を思い出す暖かい悲しみである。The Microphones の Glow Pt.2 は後ろ向きな人間に寄り添い共感するような音楽だったが、この作品はそのような人に細やかな希望を教えてくれる。彼の姿をみて、勇気づけられる聴者僕自身を見て、亡くなった奥さんが如何に素敵な人だったかが想像できる。

 

かなり明るく、快活になったけど、尚近くにいる。心強くなった気がする。

 

北欧のどこかの女性、フォーテットがリミックスしてて知った。良い。あと、憧れちゃいがちな青春映画系の世界観も良い。

 

何年も待たせた挙句、この出来ですか?と初めはあまり刺さらなかったが、何度か聴くうちにすごく凄いアルバムだということに気づいた。やは、好きすぎるバンドに違いなかった。ありがとうございました。

 

ビーチハウス未だ全然ハマれず、この機会にと思い幾度目かの挑戦だった。初めて少し好きになれた。この曲が好き。嬉しい。これからも挑戦は続く。

 

良い、ライ。またライブ観たい。

 

ロックとして今年の名盤を見た時、

インディーロック/オルタナティブロック(死語)など、とにかく全体として見た場合の必聴アルバム、どうやら僕にとってアツい場所が他とズレている可能性について今年はよく考えました。アンテナの張っている向きがみんなとずれていただけだと思います。受信の強さはかなり感じた一年でした。

 

今年、絶対見逃しちゃいかん一枚なのに、完全にステルス名盤と化している、誰にも気づかれていない。意味わからん。頭おかしい。絶対聴いてくれ。マジで今年のインディロックシーンで一番刺さったアルバム。

 

これまたインディロックの新しい顔ですね。裏USインディという言葉の生まれつつある気配、またこのバンドが勢力を広げていくのではないかとの期待もあり。

 

今年で会った良いバンド、

 

最初、正直全くピンとこなかったんですけど、多分その時デカい耳クソでも詰まってたんだと思う。何度も聴くうちに良さが染み出して、厚い空気をノコギリのように削るギターがくせになった。シューゲイズ要素あり。ヘッドホンで聴くとモグワイなみに気持ち良い。

 

日本のシガーロス枠というと、安っぽいが、静かで凶暴で、アポカリプスが匂う、危ない音。

 

The National のSleep Well Beast、Muse のDrones が中途半端にやり切れなかったことを完成させた。

 

ジャズ、フュージョン(厳密には違うらしい)、デヴィッドボウイの最後のアルバムのバンドに居た人の作ったアルバムなので、あのアルバムに漂うどこかピリついた空気感なんかを共通に持っております。ミヨシ君から長い文あり↓

★を継ぐもの - Apollo96

 

2018年の顔。

 

ちょっと良。

 

ストロークス感かなり強め、全体的に楽しめ、ライブも最高だった

 

コンテンポラリぃ。ニューヨーク出身若手。シーンの今後にワクワクする。関連バンドとかだとOughtとかが出てくる。APTBSの前座を多分していた。

 

DIIV、Day Wave 参加、LAの新人。

 

聴いといた方がいいです。

 

ポストロック好きに聴いて欲しい

映画を観るまで手を付けない習慣が最高な映画体験を導いたと言っても過言ではありませんでした。今年観た映画で最も素晴らしかったものはCall Me By Your Name、その次がKINでした。どちらのサウンドトラックも素晴らしかったのですが、KINにおいてはサントラが完全な書下ろしであり、そのお陰で映画のストーリーの新しい冒険の感触は強調されました。KINはただのSF映画ではなく青春群像劇である、サントラがなくとも素晴らしい作品だったでしょう。しかしモグワイのサントラが加わることで、そのストーリーは語られない物語、見えない世界設定への想像をも補完されたように思われました。

 

全然聴き込めてない。ピンときたのでメモしていた、忘れないようにここに書いておいてメモは消します。

 

そもそもこのバンドとの出会いがポストロック談義の延長にありました。タイで、デスクトップエラーというシューゲイズ/ポストロックバンドがございますが、そのメンバーの一人と会話した際に知ったバンドでした。「日本にはいいポストロック系のバンドがたくさんいるじゃないか、素晴らしい。Toe や、MONO、Boris、Envy、あとはコーネリアスも素晴らしい。そうだ、最近だとRoth Bart Baronも素敵だ」僕はタイ人のロックミュージシャンに日本のバンドであるコーネリアスとRoth Bart Baronを紹介され初めて知ったのか、と感慨深かった思い出があります。Roth Bart Baron を何故彼が知っていたのかは分かりません。ポストロックという観点から聴き始めた場合、コーネリアスにはあまりハマれず、Roth Bart Baronには衝撃を受けました。前よりはポストロックらしさが薄いかもしれないですが、そう思って聞けば、おぉお!!となるはず。

 

この曲に特にハマりでした。

 

好きなバンド、このアルバムはまあまあ好きけど前作の方がまだ好きかも

 

 

誰?ってなるかもしれないですけど、マジでググってもインスタグラムしか出てこないです。めっちゃ良いけど、無名の兄さんが黙ってやってるだけで、ツアーとかもなさそう。かなりいいけど。

 

 

 

じわりじわりとドラマチックに広がっていく、大作。

 

羊文学 Fear Satan

ポストロックは良いアルバムがたくさん出てるなぁと思いつつも、普段の日常にあまりポストロックを聴きたくなる瞬間がなく、幾度となく再生されたのはモグワイのKIN(それもサントラとして)のみでした。気分とは大事ですな、やはり。紹介はしたものの、正直熱く語るほどに聴き込めていないとも言えます。

 

 

 

 

 

 

 

以上です。長々と読んで下さってありがとうございました。

 

今年は、蓋を開けてみれば、周囲が年間ベストアルバムと列挙しているものがほとんどわからないという状況になっていたという年でした。マジで一度も聴いてないってのかなりあった気がします。

理由はいくつか考えられます。

まずロック流行ってないという事実です。

二つ目はTwitterを変に使っていたことか。やはり、音楽というものに勝ち負けというものはないはずで、優劣に関してもほとんど考えたくはない。個人的には、好きか嫌いか、合うか合わないか、くらいの指標で聴いていたいという思想があり、とにかくバカになって聴きたいと思っていた年でした。

そう考えてると年末の各誌のランキング競争、ジャンルごしに優劣を示したがる傾向に意味があるとは思えないし、挙句に知識量チャンバラ界隈なども現れ始め、度々一歩引いてしまう。人それぞれなので文句をいう訳ではないが、自分とは合わないななんて、そういうことを良く感じる一年で、聴く者同士で競う状況は、なんとなく滑稽であるようにも思えて。

それで周囲と何となく距離を感じがちになっていたのでしょう。ずれが生じた最大の原因です。

意識的に、Twitterなどから音楽の情報を得ることができない環境を作っていたと言えます、そうなればこう、知らないうちに周りからどんどんズレて行ってしまうのは当たり前でした。気づいたら感性までずれていたかもしれないと思います。

どうやって聴いてたかって言うと、好きなバンドが属してるシーンをやんわり追ってみたり、KEXPとかKCRWの外国のラジオや雑誌で好きなアーティストの今年ハマっていると言ってたものを調べて流してみたり、スポティファイがくれるおすすめプレイリストにすすめられるまま聴いたり、口伝えに友人に勧められたものを聴いたりって感じでした。

まあ、しかし、年間ベスト、ランキング発表の流行りに乗らないことには、自分がせっかくハマったもの、推したものがスル―され、来日ノーチャンバンド認定されてしまうだけですし、最終的にはこの時期気になる人のランキングを参考にするだけして終わりなのは食い逃げのようでよろしくない気もする。

慌てて客観批評比較モードになってランキングを制作しました。寝込んでいる時期にたっぷり時間を取って作りました。やって見れば、やはりそうするのも楽しいことではあります。共感したいものを聴いていただけるなら何でも良いですし、ランキングを嫌がらないのはそういうことです。八方美人の亜種みたいな立ち振る舞いです。

このブログのもう一人は、かたくなにランキングをつけませんが、その潔さに憧れたりもしながらこの記事が完成されましたので、このようにランキングに対する意見も自分なりに述べたわけでした。

 

 

まあ、それでは、よいお年をね。

来年も頑張りましょう。

 

 

 

by ㍻最後のmerah aka 鈴木レイヤ